Trooper Saluteって最近聞くけど、どんなバンドなの?「忘れてしまいそう」という曲をYouTubeで見かけたけど、どんな特徴があるの?
このような疑問にこの記事では答えていきたいと思います。
皆さんこんにちは。辻本恭介──またの名を池ちゃんと申します。今回は「Trooper Salute」というバンドの曲で「忘れてしまいそう」を深堀っていきたいと思います。Trooper Salute自体、私も最近見つけているわけですが「忘れてしまいそう」は特に特徴があったので、今回記事にしていこうと思います。
辻本恭介って何者?記事の信頼性について
辻本恭介って何者だ?と思っている人も多いと思うので、私の自己紹介をさせてください。ざっとですが、よろしくお願いいたします。

ざっと一枚絵にまとめさせていただきましたが、私は学生時代に音楽制作業で収益を生み出し、テレビ局などのメジャーな業界で楽曲提供などを行っていた経歴があります。ピアノ・鍵盤歴も24年あり、音楽に対する知識は相応にあると思います。
Trooper Salute──「忘れてしまいそう」の特徴
まずは、ミュージックビデオをご覧ください。もう言語化しなくても、面白い楽曲なのは、リスナーの皆さんも分かるかと思います。まずは、Trooper Saluteのプロフィールをチェックしていきましょう。
Trooper Salute(トルーパーソリュート)のプロフィール
名古屋発、シンフォニックインディロックバンド・トルーパーソリュート
2024年1月より現メンバーでstiffslack venueやK.Dハポンを中心にライブ活動中
引用元:こちら
名古屋発なんですね。名古屋発だというと、SPYAIRや緑黄色社会、coldrainなどが名古屋出身です。有名なアーティストが勢ぞろいの名古屋から、また凄いバンドが出てきているなと、個人的には大注目しております。
ボーカルの特徴
ボーカルの特徴としては、やくしまるえつこを彷彿とさせる素朴な声が特徴だと思います。この素朴なボーカルがとても癖になります。インディーズっぽさもボーカルが出ていると思います。ただ、現在人気急上昇中なので、インディーズからメジャーに行くのもそう遠くはないかなと予想しています。
楽曲の構成について

音楽好きな人間がこの曲を聴いたら、ファーストインプレッションは「途中からインストバンドじゃん」だと思います。3分を過ぎた辺りで、一旦楽曲は終演を迎えたかなと思うのですが、なんとそこから再度盛り上がりを見せます。しかし、ボーカルが主軸という訳ではなく、インスツルメントが主体になるわけですね。ボーカルも楽器の一部といった形でとても面白いポジションで楽曲を支えています。
今、インターネットや若者の間で大量消費されている音楽はキャッチ―な歌詞やメロディが常に流れているような楽曲構造だと思いますが、Trooper Saluteはその逆をいくという、かなりチャレンジングな事をしていると思います。ありきたりな音楽に飽きてきた人間にとってはとても面白い楽曲だと思います。
「忘れてしまいそう」で描かれる歌詞の世界観
「忘れてしまいそう」が表現している世界観として言えるのは、何気ない日常に潜んでいる「忘れてしまいそう」なものを緻密に描きぬく事だと思います。歌詞の至るところに「忘れてしまいそう」とありますが、何が忘れてしまいそうなのか、確認しながら聴いてみると、また違った味わいがあるかもしれません。
忘れてしまいそう 交わした約束も
市バス街の 長い列に
攫われた青は戻らない
引用元:こちら
例えば、この歌詞です。この歌詞では、都会に住んでいる中で次々と様々な事が起こる中で、その1つ1つを「忘れてしまいそう」と表現しています。街中で交わした約束を「忘れてしまいそう」なぐらい、目まぐるしく状況が変化しているのかなと推察する事ができます。

しかし、歌詞はどんどんエスカレートしていきます。何気ない「日常」を切り取っていた歌詞が、少し恐怖を感じるような歌詞へと変化していきます。楽曲の歌詞がある部分での終盤、このような歌詞があります。
どうか死なないでと伝うことが
愛ならば君と死にたいんだと願うことも
愛じゃないか
引用元:こちら
この部分の歌詞では「死」という事がいきなりテーマとして出てきます。同じ楽曲の中で何気ない日常から「死」という事がテーマになり、落差が凄いなと初めて聴いた時はそう思いました。
「君と死にたいんだと願うことも愛じゃないか」という一節は「愛」、「恋愛」という形なきものであるが、その関係はとても重いものであると言えると思います。心中をしてまでも、好きであるという最高の表現であるなと感じました。
半音ずつ下がっていく間奏のコード進行
この楽曲やこのバンド自体が「ノスタルジックである」と表現される事が多いですが、何故ノスタルジックに感じるのか、音楽的な立ち位置で聴いてみる事にしました。ノスタルジックさを感じる理由は、恐らく「半音下げマジック」が効いているのではないかと思います。
特に、間奏は半音ずつルート音が下がっていきます。かつ、半音下げる事で「長調⇒短調⇒長調」を繰り返しています。

図に簡単に表してみましたが、半音ずつ下げる事で短調になる部分で「ノスタルジーだな」と感じる算段です。良く計算されているなと思います。半音ずつ下げる技法は昔からありますが、楽器の足し算引き算で、上手くノスタルジックさを引き出していると思います。これは非常に面白いギミックだと思います。
後半インストパートにおけるシューゲイザー的アプローチ
後半のインストパートですが、一旦テンポがおちてミニマルな楽器構成で曲をまるで再構築するような動きを見せますが、曲が終わりになっていくに向かって、ギターが轟音と化し楽曲は最高潮に向かっていきます。
高速のギターのアルペジオや、ピアノの煌びやかな音が曲全体を盛り上げていきます。何がいいって、ここがボーカルがなく楽器が主役であるという事です。
リバーブといった残響系のエフェクトも足されていって、シューゲイザーのような楽曲へと変化していきます。どことなくナンバーガールや17歳とベルリンの壁といったバンドから影響を受けているのかなとも考えられます。
まとめ──今急上昇中のバンド「Trooper Salute」
急に最近トレンドに入ってきたイメージのある「Trooper Salute」ですが、これからも人気の勢いを増して流行っていくのではないでしょうか。決してモダンではないノスタルジックな曲を得意とするこのバンドは令和だからこそ、流行っていって欲しいと思います。
時には優しく、時には狂気に満ちた楽曲を作っていって欲しいなと思います。Trooper Saluteの楽曲でまた気になったものあったら特集を組んで紹介しようかなと思います。それぐらい、私にとってはドストレートな楽曲でした。
では、また次回をお楽しみください。
前回の記事はこちら。

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